滞らずに

なんどか書きたいと思いつつ

書いては消して

忙しくしたり

旅行に行ったり

日々の出来事に夢中になったり

風邪ひいてダウンしたり

 

ひとまわりしてる間に誕生月が終わった

庭には梅

ここ数日は月が綺麗だったり

星が美しかったり

そんなことが懐かしい気分で楽しめた

 

滞らずに巡らせよう

からだのなかと

からだのそとと

リズムはそのときそのときでいい

テンポもその日に決めればいい

ただ

だいじなことは澱まないこと

ゆったりと

すこしずつでも動いていたい

 

うん

すこしずつでもいいって

もちろんたっぷりのときもあっていいしね

 

ひさしぶりに寝る前にゆったりとした呼吸をしている

おやすみなさい

明日もいい日になりますように

 

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空が晴れたら

昔の恋みたいな空の色

優しくて

どこか曖昧なブルー

半分夢見てるみたい

 

そうだね

ズルくなんてなかったよ

あまりに正直すぎただけ

優しさは自分を守るだけでなく

しっかりふたりを守ってくれていたんだ

 

昔より

すこしはおとなになれたかな

おとなになることがいいことなのか知らないけど

まわりだけでなく自分が見えるようになること

それは昔よりすこしましになったかも

 

本当は知っている

時は巻き戻せやしないし

上書きしたって消えない過去もある

それでも

 

それでももし空が晴れたら

もういちど新しい明日が始まるなって

すこしだけ嬉しい気持ちになれるかもしれない

 

 

そのためではなかったのだけれど

ひさかたぶりです

もう明けましておめでとうというのも間抜けなころです

じたばたばたばたと一月が過ぎていっております

それぞれに家を出て暮らしていたはずの息子たちが

出戻って頻繁に家に出入りするようになりました

おかげさまで食事をつくる量が激増して

日々の洗い物が2倍をはるかに超える量になりました

洗濯ものなんて4倍くらいに増えた気がする

 

 

去年の11月からスイミングを始めました

ダンスとヨガだけでもったいないフィットネスクラブ

戯れに水泳のクラスを受けてみたら意外とたのしく週2で習ってます

これからも楽しく遊ぶためとその資金を稼ぐ仕事をするため

体力をつけて、体力とともに気力もつけなきゃねと始めたもの

当初の予定と変わってなんのための体力が必要?という状況ですが

とりあえずすこし鍛えておいてよかったなと思ったりして

そしていまやそのスイミングの時間が

ダンスのレッスン、お茶のお稽古と並んで

なによりの息抜きになっております

 

ずっとだれかいるのとずっとひとりなのとどっちがいいかといわれたら

いまのところひとりのほうがいいと答えそうなわたし

すれ違いで一日数時間だけ一緒の夫婦というのは

わりと理想的だったんだけどまだそう落ち着くのは早いってことなのね

 

 

一月から二月前半までまだまだ忙しい日々が続きそうです

すこし体力をつけたつぎの目標は

前倒しでものごとをどんどん片付けていくこと

余裕かましてないで余裕を作り出そうと思います

もっと体力がつけばすこしは性格も変わるのじゃないかと期待してます

 

まずは200メートル泳げるようになって

今年いっぱいには400メートル泳げるようにするぞ!と

今日、背泳ぎでだけは200メートルいけました

クロールは50メートルがいいとこ

新しい自分を生み出せるように焦らず頑張ろうと思っています

 

いまさらですが

どうぞ今年もよろしくお願いいたします

夜更けに

ねえ

空を見上げた?

星が綺麗だったよ

 

昼間は旧い友達に会った

変わりない口ぶりで

変わりなく笑いつつ

ここしばらくの大変だったことと

その昔の大変だったことをきかせてくれた

なんて言っていいのか分からなくて

あやふやに微笑んでいるしかなかったけど

それでも

こうして会うことができて良かったね

あとになってそう思った

きっとあなたはそうやって乗り越えてきたんだね

それにくらべるとわたしの色々なんか

とるにたらないちいさなものだけれど

そのかわりにわたしはここにずっといることにするね

のんきにのんびり

声をかけてくれたらすぐに会いにいくことにするよ

あの頃を過ごしたこの街に帰ってきたくなったら

ありとあらゆる口実をまことしやかに作り上げて

だからあなたはここにくるべきって

この街に大手を振って帰れるように呼んであげる

 

いつまでもあかりの灯っている

ちいさな食堂のような

いつでも電話のつながる

かくれたバーのような

座りなれたソファが置いてある

懐かしい家のような場所であり続けようと思う

 

ねえ

星はまだ見える?

あしたも

来年も

きっといい日が来るよね

きっとまた会おうね

 

 

 

 

お茶のお稽古

月に二回のお茶のお稽古

薄茶、濃茶に加えて

先週から炭手前を教えてもらえるようになった

前回、先生よりお茶会その他の話を聞く

先生自身の体験、二人目の先生についたときの話

「教えてもらうからには先生の言われることは絶対なのよ」

と、いつになくきっぱりとした口調で

あとで先生ご自身の体調の話も

ああ、そうか

少しばかり私の習熟より早めに

いろんなことを教えてくださるのも

少し強くひとに教わる心得を説いてくださったのも

自分がいつまで教えられるか

もしこのひとが次の指導者に変わったとしたら

と、思いやってのことだったに違いない

「ひとを教えるのには覚悟が要りますからね」

そっとつぶやかれたその一言を聞いて

いい先生に出会えたなあと胸が熱くなった

そしてちょっとばかり我が身を振り返り頬も熱くなった

 

とにかくお稽古ごとは背すじがのびる

少し前まではあまりに緊張して二の足踏みそうになってたけど

いまはその緊張感も一緒に楽しんでいる

2時間ほどのお稽古を終えて帰路につくときの

高揚感と満足感はほかの習いごととはちょっと違う気がする

 

そしてその時にはなるべく着物を着ようと思ってる

洋服で行った時よりも着物でお稽古したときの方が

所作もその意味もよく分かる

上手くいかないところが出てくるのも面白い

 

帰り着いて帯を解いて

でもせっかくだからさ・・とちょっと着物で遊んでみたりして

ここ数年いくつかお直しをしたり仕立ててもらったり

まだ袖を通してないものもあったので

次にどれを着ようかな?などと思いつつ試着(笑)

年末の女性の集まりには着物でいこうかなあ?

などと思い描いてみたりして

 

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ダンスから着付けそのつながりからお茶に・・と

あれよあれよとご縁をいただき

この歳になっていろいろバタバタと始めたようだったけど

いまになれば、昔からやってみたかったことで

そのどれも楽しいし有り難いと思う

いまさら何ものかになるようなものではないけれど

知っているだけ、齧っているだけで

どれだけ世界が広がった、というか広いということを知ることができたか

おっかなびっくりその少しずつを味わっていきたいと思ってる

 

 

 

 

 

ひとは

声を忘れて

顔を忘れて

思い出を忘れる

と、書いてあったのはどこだったかな?

 

なにごともなかったように

こころが澄んでいるような気がしても

それは綺麗に奥底に沈んでいるだけかもしれない

 

ダンスの個人レッスンで

講習を受けて帰ってきたセンセイが

パワーアップして教えてくれた

あ、これって単に教える声でなく

喋りたいことを喋ってるときのオトコノコの声だ

なんて思えてちょっと心の中でこっそり笑った

 

 

遠い記憶に残る声は

色鮮やかな花がそのままに咲いているよう

そのままに思い出せるのだけれど

だんだんと重みも中身も薄くなって

ある日ほろほろと崩れ消えていきそうな危うさを思わせる

あの頃には

ずっしりとしっとりとした果実のように

鼓膜と胸を震わせていたのに

 

それでも

まだ大丈夫

 

母が呼ぶ声も

あの頃のあの場所に響く声も

耳たぶに絡みついた声も

記憶の中に眠ってくれている

ひさしぶりに熱を出した

寝込むほどではないけれど

いつもより睡眠を多めにとって

その元気がなくなる前に一日を終えるように動く

37度台を上がったり下がったり

熱を出すとそれだけ体力を使うのね

と、少し軽くなった体重をみながら妙に冷めている

 

仕事は休めない

家事はそれなりにある

夢の中で時計と体力の目盛の計算をしていた

 

前回熱を出した時は

玉子と果物と甘いものが食べたくなった

今回はみかんとチャイでしのいでる

あ、タンパク質とビタミンと糖分っていうのは同じ?

 

3月の母の33回忌に続いて

つい数日前、父の17回忌を終わらせた

なんだか緊張がいっぺんにほどけたのかもしれない

次は最短で8年後

あ、還暦越えてる(笑)

ああ、その頃には母の逝った歳を越えるなあ

いま気づいてなんだかぐっと来てしまった

 

忙しくて行けなかったダンスに3週間ぶりに出掛けて

夏以来ご無沙汰だったオンナノコが3か月ぶりにやってきて

(もう来ないのかと思ってた)

おまけに風邪なんだけど

いやもう首ものどもおなかも腰も

なにがなんだか分からない痛みと熱だったわけよ

それがひとつずつ退いて行ってようやく小さな咳などしている

 

ようやく自分の中で季節が変わっていったのかもしれない

夏を引きずった後の短い秋の余韻

忘れることも消えることもないと確信した

それ以上でもそれ以下でもないそれ自身

ただ愛しい思い出

生きていることのありがたさ

 

そう生きていることのありがたさ

それを感じるこの熱