僥倖
何度観たか分からない「ローマの休日」を観る
彼女の立場と覚悟が分かるだけに
最初から最後までひとつひとつの言葉が見逃せなくて
彼女のちょっとした表情に涙してしまう
そして思うのは
恋に落ちるのが女だけでなくふたりだということが
そしてこの恋が叶わないものだと覚悟しているのが
それもまたふたりどちらもなのが切なくて
で、それを決めるのは彼女で
そうしなければいけないことが分かっているからこそ
自分の気持ちをつよく押しとどめている彼の気持ちも伝わって
それでも笑顔が美しくて
それでもラストが寂しくて
あ~~~~・・・好きなんだ
「お会いできて良かった」
ごく普通の言葉が
とてもとても一生の愛を込めた言葉になる・・・