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お彼岸

ばたばたと動き回っていた三月

お彼岸の用意も何もできていなかったけれど

とりあえず昨日はいえのお寺へお参りに

そして今日は夫の実家へお参りに

ご仏壇やお墓に向かって手を合わせると

いつもとちがうものが自分のなかに流れてくるようで

こういう時間もうすこしきちんと取らなきゃいけないなと反省

 

次男の成人式の時の写真を義母に渡して

そしてそのとき話題にのぼった和ダンスの整理と相成る

次から次へと取り出して確かめて

そのスピードがあまりに早くて扱いが大胆なので

お手伝いはあまり役に立たず部屋中いろいろの状態になったけど

あとで自分で片づけるからそのままでいいわよ~という義母

さすがにお雛様の飾りつけをひとりで今年もやってのけただけのことはある

80越してあんなふうにできる自信がないワタシはもうそれだけで尊敬だな

「これはもう私は着ないから好きにしていいよ」と

和ダンスの中の数枚をいただくことになった

 

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「着ない人には分からないからいいの

 着てくれるひとに持って行ってもらったほうがいいから」

と、きっぱり

そういえば義父も「美味しくきちんと食べてくれる人にあげる」と

自分が育てた野菜をたっぷり持たせてくれてたなあ・・

 

そんな義母が一番新しく仕立てた着物は

数年前にあった孫の結婚式のための訪問着だったようで

道行や帯とともにきれいに揃えてあった

うちの息子たちが近いうちにもし結婚する日が来れば

ふたりで着物で並んで写真を撮りましょうねと話しつつ

あまりに気前のいい義母からの贈り物に恐縮しつつ帰ってきた

 

この春からは次男も家を出ることが決まり

夫婦二人の生活になる

子どもが居なくなると淋しいという気持ちはあまりないのだけれど

これまでとは違い自分の出来ることが増える代わり

自分の過ごし方がそのまま生き方になるのだなと緊張する

言い訳はできない

自分のこれからがあと何年あるのかすらも想像できないけれど

それはきっと関係ないのだろうな

2月から始めた習慣は半分はきちんと続いており

半分はなんとかできる範囲でやっている

4月からはいよいよもう一段階きちんとやらなくちゃね

などと・・・

 

なぜだかお彼岸は少しだけ娘に戻る気がする

叱ってもらったり見張ってもらったり

それは有り難いことだったのだとその気持ちを思い出して

新しい春を迎えるにあたって少しだけ心を引き締めてみたりする