お茶のお稽古

月に二回のお茶のお稽古

薄茶、濃茶に加えて

先週から炭手前を教えてもらえるようになった

前回、先生よりお茶会その他の話を聞く

先生自身の体験、二人目の先生についたときの話

「教えてもらうからには先生の言われることは絶対なのよ」

と、いつになくきっぱりとした口調で

あとで先生ご自身の体調の話も

ああ、そうか

少しばかり私の習熟より早めに

いろんなことを教えてくださるのも

少し強くひとに教わる心得を説いてくださったのも

自分がいつまで教えられるか

もしこのひとが次の指導者に変わったとしたら

と、思いやってのことだったに違いない

「ひとを教えるのには覚悟が要りますからね」

そっとつぶやかれたその一言を聞いて

いい先生に出会えたなあと胸が熱くなった

そしてちょっとばかり我が身を振り返り頬も熱くなった

 

とにかくお稽古ごとは背すじがのびる

少し前まではあまりに緊張して二の足踏みそうになってたけど

いまはその緊張感も一緒に楽しんでいる

2時間ほどのお稽古を終えて帰路につくときの

高揚感と満足感はほかの習いごととはちょっと違う気がする

 

そしてその時にはなるべく着物を着ようと思ってる

洋服で行った時よりも着物でお稽古したときの方が

所作もその意味もよく分かる

上手くいかないところが出てくるのも面白い

 

帰り着いて帯を解いて

でもせっかくだからさ・・とちょっと着物で遊んでみたりして

ここ数年いくつかお直しをしたり仕立ててもらったり

まだ袖を通してないものもあったので

次にどれを着ようかな?などと思いつつ試着(笑)

年末の女性の集まりには着物でいこうかなあ?

などと思い描いてみたりして

 

f:id:nadeshiko1110:20171207002849j:plain

 

ダンスから着付けそのつながりからお茶に・・と

あれよあれよとご縁をいただき

この歳になっていろいろバタバタと始めたようだったけど

いまになれば、昔からやってみたかったことで

そのどれも楽しいし有り難いと思う

いまさら何ものかになるようなものではないけれど

知っているだけ、齧っているだけで

どれだけ世界が広がった、というか広いということを知ることができたか

おっかなびっくりその少しずつを味わっていきたいと思ってる