わたしだけのもの
リコさんのブログを読んでてふと思い出した
ずっとずっと昔
母が生きていたころ、わたしもほんの子供だったころ
本屋さんからときどき本を配達してもらってたりしてた
定期購読の雑誌だったり
毎月予約配本の新刊本だったり
付録のついた自分の雑誌だったときには嬉しくて
すぐさまそこで開けて読み始めたり付録作り始めたりして
「玄関先で店開きしないで!」って母にたしなめられてた
いつどうしてそんなことを言われたのかは覚えてないのだけれど
母の言葉ですごく印象に残ってるのが
「ひとの新しい本を勝手に最初に開かないの!
この初めて開くときのなんとも言えない匂いが贅沢なんだから」
たとえそのうちにはみんなで楽しむものになるとしても
まずはわたしだけのもの
わたしが選んだもの
わたしがもらったもの
わたしへの言葉
わたしの場所
そんなこと気にせずに
さっさと手を出してことを進めてくれたり
場を盛り上げてくれたりするひともいるけれど
ちょっと待って(場面によっては余計なことするな)
と言いたいこともたまにあったかな~
ま、他人の集まる場所ではなかなかそう口には出せないのだけど
わたしだけのもの・・があるように
だれか、そのひとだけのもの・・もあること
心のなかで大事にしておきたいと思う