思い出だけ残して

年度末の片づけ

仕事場と自宅とともに

とりあえずととっておいたものをこれでもかと捨てる

年に数回そんなことをしているはずなのに

やっぱり今回もゴミ袋が並ぶありさま

 

物置の棚の上まで覗いてみたら

子どもたちの小さい頃の壊れかけたおもちゃやら

小さくなってしまったラグビー用のスパイクやら

そのときには捨てられなかったものも

もうそろそろいいよねと心を決めて処分する

 

上の子はそろそろ家を出る用意をしているし

下の子も来年にはそれに続くだろう

これまでとは違う日々

自分では予想のつかない日々もいつか来るだろう

 

とりあえず処分するものをまとめて

それなりに落ちつけて

今日の仕事はまずまずの進み具合

さあ、明日はひさしぶりに飲みに出ようか

 

思い出だけ残して

まっさらな日々を始めよう

私の毎日を自分の足で歩いて

自分の目で確かめよう

自分の心の動くままに