ひさしぶりに熱を出した

寝込むほどではないけれど

いつもより睡眠を多めにとって

その元気がなくなる前に一日を終えるように動く

37度台を上がったり下がったり

熱を出すとそれだけ体力を使うのね

と、少し軽くなった体重をみながら妙に冷めている

 

仕事は休めない

家事はそれなりにある

夢の中で時計と体力の目盛の計算をしていた

 

前回熱を出した時は

玉子と果物と甘いものが食べたくなった

今回はみかんとチャイでしのいでる

あ、タンパク質とビタミンと糖分っていうのは同じ?

 

3月の母の33回忌に続いて

つい数日前、父の17回忌を終わらせた

なんだか緊張がいっぺんにほどけたのかもしれない

次は最短で8年後

あ、還暦越えてる(笑)

ああ、その頃には母の逝った歳を越えるなあ

いま気づいてなんだかぐっと来てしまった

 

忙しくて行けなかったダンスに3週間ぶりに出掛けて

夏以来ご無沙汰だったオンナノコが3か月ぶりにやってきて

(もう来ないのかと思ってた)

おまけに風邪なんだけど

いやもう首ものどもおなかも腰も

なにがなんだか分からない痛みと熱だったわけよ

それがひとつずつ退いて行ってようやく小さな咳などしている

 

ようやく自分の中で季節が変わっていったのかもしれない

夏を引きずった後の短い秋の余韻

忘れることも消えることもないと確信した

それ以上でもそれ以下でもないそれ自身

ただ愛しい思い出

生きていることのありがたさ

 

そう生きていることのありがたさ

それを感じるこの熱