物語
いま下り坂を歩いているのかもしれない
しばらく目標に向けていろんな算段をして
目的通りの数日を過ごした後日常体制に戻ったのだけれど
その余韻が醒めていくことに軽い不安と苛立ちを感じている
と、自分で書いてそうだったのか~!と気づく
なるほどね
言葉の示すものをキーワードとして
同じ認識を持つことは可能であったとしても
その言葉が連れてくる特別な感情は固有のもので
それを分かって欲しいと思うことはある種の甘えなのかもしれない
印象的だった出来事は自分の中で物語へと昇華させたい
そんな欲が出てきているからこその心の動き
ただ楽しかったねって言えばそれで終わるものを(笑)
久しぶりの新刊
あ~も~どうしてこんなにときめかせてくれるかな~!
滑川ですらうっかり愛しく思えてしまえそうじゃないか!(弟のほうがいいけど)
あと、岳人さんと隈倉さんの小ネタに爆笑
魅かれて読んだ本をもう一度読もうか
だからこそ、自分にフェアでなければならない。 プロ登山家・竹内洋岳のルール (幻冬舎文庫)
- 作者: 小林紀晴
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2016/06/10
- メディア: 文庫
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山中のカモシカ・・という話とともにでてくる写真がいい
いつもごく自然にまっすぐ立っているような印象
そう、斜面を登るのではなく地球に垂直に一歩を進める
それだけ
ああ、そうだね
しっかりと下り坂を降りてまた次の山を目指そう
そしてまたいつか
次に登る山が一番魅力的
ずっとそんな気持ちでいられればいいな
Sound of Music - Climb every mountain
名残の夏の夢のように
ライブが終った夜更けにフレンチ
アミューズのあとはトリッパそして鴨のコンフィ
泡からボトルの赤ワインへ
僕はこれからお肉食べに行きますが
一緒にいかがですか?から始まった時間
フレンチもバーもカウンターで
店のひととの距離感も心地良く
久しぶりにゆったりとしかし緊張感を持って
ほどけてそして満たされた気がした
太鼓は叩くのではなく鳴らすのです
ギターも弾くのではなく鳴らすのです
前にも聞いたかもしれない
でもこの日はしゅんと染み込んだ
響いたその音を消さないように
出来ればもっと美しいまま響き続けるように
細心の注意をはらいながら
その弦の上でゆるやかに踊る
名残の夏に見た夢のよう
見上げた空に
水に浮かべた小船のような
細い三日月が明るく光っていた
お盆を迎えて
起きたら二日酔いだった
むりやりもう一度眠ったら
夢の中にあなたがいた
多分いたと思う・・というくらい儚く
起きたら少し泣けた
ちゃん付けで私の名前を呼ぶ
あの頃の声で包まれた気がして
仰向けになったまま涙を流した
もうあの世から帰って来てるところ?
お家に帰る前に早めに出て寄ってくれた?
昨夜は学生時代の友人の集まりで
なぜか私が幹事をすることになったので
自分が行きたい店を選んでみんなを連れて行った
どの店も思い出の店
店主と彼の初盆の話をして盃を傾けた
きっとひとりでは二度と来られなかった
おかげでまた飲みに行ける気がする
そしてときおり隣に座っていた彼のことを思い出そう
いや、きっと忘れているときなどないと思うけれど・・
歌を歌った
カブトムシは途中から歌えなくなった
やっぱりまだ当分ダメみたい
そのうちまた歌えるようになるんだろうか
淋しさや悲しさがいつか完全に
温かい思い出になるんだろうか
初盆はまだ早い
乾ききらないかさぶたがはがれたような
生々しい痛みをすこしだけ思い出した
それすらも
生きてきた証しだと、幸せなのだと
いつかきっと言えますように・・・
弾みがつく
髪を切ろうかどうしようか
ここしばらく迷ってた
気分はベリーショート
しかしながらこれは思い切りが要る
そうだ!
そろそろ彼女が産休から復帰してないか?
久しぶりに元に行ってた美容室に電話をしたら
案の定の復活でおまけにこれから入れると
やっぱり最後のニュアンスは
好き嫌いとしか言いようがない
もいちど会うかそれきりか
自然に決めてるオトコと同じ
切り終わったら気分はスッキリ
動き始めた心に気付く
さ、この勢いでパスポート申請
決まってることまだなこと
何だか一気に弾みがつく
今日も明日も来月も来年も
とっても楽しみになった
言い泥んで・・
書いて気持ちを整理する
自分の言葉を自分できいて
それからやっと会話する
そうだったのよと聞いてもらう
ひとになにかを話すときは過去形が多い
苦労話も自分で笑えるようになってから
大した苦労でもないけどね
渦中にいるときはひとりで耐える
試行錯誤と後悔と
波が引いてからようやく口にできる
ときおり
消化できないままのことを
思わず言いたくなって
十中八九失敗する
そう言うときの相手は特別なひと
おもわず期待してしまうような相手
だからこそ
ちょっとしたすれ違いや違和感が
思いがけない混乱をもたらして
どうしていいのか分からなくなる
たぶんね
聞いて欲しかっただけだったんだ
もっといえば会う口実が欲しかっただけかもしれない
声が聞きたかっただけなのかもしれない
ちょっと弱っているときは
傍にいて抱きしめてほしいから
言い泥んで俯いてたら
ただ名前を呼んでくれればいい
うんってその胸の中で頷くから
こっそり涙を押し付けて
あなたを見上げるころには笑顔に戻っているから